令和3年 新年のご挨拶

令和3年 念頭挨拶

桐生織物協同組合
理事長 小林 雅子

 

 

 

 

 

明けましておめでとう御座います
皆様には、健やかな内に新年をお迎えの事とお喜び申し上げます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は東京オリンピック・パラリンピックを迎え、華やかな記念の年となる期待いたしておりましたが、人智を超えた感染力で人類を襲った新型コロナウイルスCOVID-19の影響で、世界が注目するイベントの延期どころではない、世界史に残るような大惨事が発生してしまいました。
当然、当桐生産地への影響も大きく、緊急事態宣言もあって春商戦の在庫は全く動かず、物販が止まり、産地への発注は激減してやむなく稼働を中止する組合員も多くありました。この宣言は解除されましたが、ウイルス拡大が解消されることもなく、この余波は現在も続き、私どもを苦しめています。
いつまでコロナは続くのか、流通の在庫や私どもの生産はいつ通常に戻るのか、今後の繊維業はどうなるのか不安だらけの環境ですが、ウイルスは人を媒体にして猛威を振るいますが、人が一致団結し、知識と知性をもって行動すれば、必ずウイルスは勢いを失います。同様に、組合員一同が力を合わせて創意工夫し「新マーケットの開拓」「新商品の開発」等に全精力を傾注すれば、必ず未来は開けると確信いたしております。
また、皆様にご案内いたしましたとおり、昨年には地域団体商標海外展開支援事業により新たにKIRYUtextileブランドロゴの商標登録も済み、「桐生織」の商標と合わせて産地のブランド力を高めるため積極的な活用と情報発信をおこないたいと考えております。
結びに、本年が皆様のご健康とそれぞれにとりまして実りの多い年となります様御祈念申し上げまして挨拶とさせて頂きます。