伝統工的芸品・桐生織

 日本で江戸時代までに使われていた技術または技法で、今でも産地にその技術または技法が伝えられ、つくられている製品をいいます。 桐生織の「織り方」には7つの技法があって、いろいろな種類の織物がつくられます。
桐生織は、昭和52年10月に通商産業大臣から伝統的工芸品桐生織の指定を受けました。現在、経済産業省、群馬県、桐生市の指導をもとに、桐生織物協同組合が中心になって桐生織が一層さかんになるよう事業を行なっています。伝統的工芸品桐生織には伝産マークを表示しております。また、優れた技術者には伝統工芸士の称号をおくり、さらに技術をみがき、これを後継者に伝えることをお願いしております。桐生の伝統工芸士は桐生織伝統工芸士会を結成して、技術の向上、後継者の研修指導や会員の交流研修などを行なっております。
 お召織り1.お召織り(おめしおり)  緯錦織り2.緯錦織り(よこにしきおり)

 経錦織り3.経錦織り(たてにしきおり)

 風通織り4.風通織り(ふうつうおり)
 浮経織り5.浮経織り(うきたており)  経絣紋織り(たてかすりもんおり)6.経絣紋織り(たてかすりもんおり)
 綟り織り7.綟り織り(もじりおり)  撮影:アート・エフ