平成27年 年頭挨拶

平成27年 年頭挨拶

                             桐生織物協同組合

                             理事長 後 藤 隆 造 

組合員の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

昨年の日本の経済は、4月の消費税の引上げに伴い、1~3月には個人消費に火が付き大きく押し上げられた感がありましたが、そのあとの反動減は大きく、混迷のスタートでありました。

また、政府の経済対策による、景気回復基調の維持や内需の拡大など、その効果の発現がされているというような観測もあるなか、当産地においては、日本製に対する注目度の向上、呉服市場の底打ち、オリンピック・パラリンピックを控えたインテリア製品の受注増などの状況も見受けられる場面もありましたが、全体的にはこの対策の恩恵を感じることのない厳しい一年でありました。

このような状況下ではありますが、昨年に関係皆様のご支援をいただきながら実施いたしました「織都桐生千三百年の記念の諸事業」を契機に、本年は更に事業の充実を図り、産地を内外にPRし活性化を図っていきたいと考えております。

また、本年も「伝統と新しい技術」をテーマに掲げ、歴史が証明する産地の技術を十分に発揮させ、地域団体商標「桐生織」のブランド力の向上を図る製品を開発するとともに、それらの製品を市場に送り出すため、積極的な事業を展開し、組合員企業の繁栄のため鋭意努力いたして参りたいと存じますので、旧に倍するご指導、ご協力をお願い申しあげます。

結びに、本年が組合員の皆様にとりまして実り多い年となりますよう心よりご祈念申しあげ、年頭の挨拶とさせていただきます。